Gauss積分の一般化
定理
非負整数, に対して, 次の等式が成立する
まず, 正の実数, 非負整数, 正の整数に対して成立する次の等式を示す:
が奇数の場合, 被積分関数は奇関数なのでとなる.
が偶数の場合はの積分の2倍となるので,
としてよい.
と置換すると,
で,
となり, を仮定しているので積分区間はで,
これを用いて定理の主張の式を証明する.
指数法則により,
となり,
指数関数のMaclaurin展開及び, 多項定理から,
これを代入して, 積分と無限和の順序交換を行うと,
ここで, 途中に出てくるの部分を見ると, が奇数だと0になるため, これが偶数になる部分だけ取ればよく,
この条件の下では, であるので, それを適用し, 総和・総乗記号を使ってまとめれば結局,
となる.
収束性や無限和の交換の議論を省略したので, 形式的な冪級数の議論だけで済ませることができた.
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