Keplerの第三法則

留数定理を用いて以下の定積分の値を求める. (εは定数) 02πdθ(1+εcosθ)2

中心力のみが働く二次元平面上の二体問題についての運動方程式を考え, rθの関係式を求めると, dθdt=hr2,   r=h2/k1+εcos(θ+θ0) である. (但し, h,kは定数.)

この軌道の周期Tを求める. ただし, 楕円軌道を仮定するため, 0ε<1とする. T=02πdtdθdθ=h3k202πdθ(1+εcosθ)2

この積分値を, 留数定理を用いて求める. z=eiθとすると, dz=ieiθdθ=izdθより, dθ=dzizである. 積分経路はC:={ zC  |z|=1 }となる.

T=h3k2C1(1+ε(z+z1)/2)2dziz=4h3ik2ε2Cz(z2+2ε1z+1)2dz となる. f(z):=z(z2+2ε1z+1)2 とすると, f(z)の極は, z=ε1±ε21であり, α1:=ε1+ε21, α2:=ε1ε21としておく.

Cの内部の極はz=α1のみであり, 留数定理によって, T=4h3ik2ε22πiRes(f(z),α1)=8πh3k2ε2Res(f(z),α1) になる.

Res(f(z),α1)=limzα1ddz((zα1)2f(z)) ここで, f(z)=z(zα1)2(zα2)2 より, ddz((zα1)2f(z))=z+α2(zα2)3 であることから, Res(f(z),α1)=14ε2(1ε2)3/2 となるので, T=8πh3k2ε214ε2(1ε2)3/2=2πh3k2(1ε2)3/2

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