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Fermatの小定理(群論)
Fermatの小定理(群論) 有限群 の任意の要素 について、 が成立する. (但し、 は の単位元) (証明) 補題1 の位数は有限である. 更にそれを と書くことにする. で生成される巡回群 は の部分群であって、 が成立する. であるが、 は群なので より、 だから\(|\left\langle g\right\rangle|\leqq |G| 鳩の巣原理により、\(\exists i,\exists j\in\mathbb{N}\cup\{0\},\ i{ 次に、\(0 { 補題2 (Lagrangeの定理) の任意の部分群 と、 上の同値関係 を で定めたときの左剰余類 に対して、 が成立する. (証明略) これらを用いると、 とすれば、 \begin{align} g^{|G|} =g^{|G/\left\langle g...