ジョルダン標準形(2) : ジョルダン細胞の累乗

前回の続き

Jordan細胞の累乗


Jn(λ)m乗は、 Jn(λ)m=[(mji)λm+ij] である.

(証明) Jn(λ)=λIn+Jn(0) の各辺をm乗し、二項定理で展開すると、 Jn(λ)m=(λIn+Jn(0))m=k=0m(mk)(λIn)mkJn(0)k=k=0m(mk)λmk[δi+k,j]=[(mji)λm+ij]

(補足)
一般化二項係数 (ab):=Γ(a+1)Γ(b+1)Γ(ab+1)=a!b!(ab)! であるから、上でjiが負の整数のときは分母が発散し、形式的に0になることにしておけばJmがきちんと上三角行列になっていることがわかる.


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