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9月, 2020の投稿を表示しています

Gauss積分の一般化

Gauss積分の一般化 定理  非負整数m, c2mexp(k=02mckxk)dx=ec0(c2m)1/(2m)m(a1,,a2m1)N02m1a1+a3++a2m10(mod.2)Γ(12m+12mk=12m1kak)=12m1ca(c2m)a/(2m)a!$ \newcommand{\pdiff}[2]{\dfrac{\partial #1}{\partial #2}} \newcommand{\diff}[2]{\dfrac{d #1}{d #2}} \newcommand{\bm}[1]{\boldsymbol{#1}} \newcommand{\ele}{\bm{e}} \newcommand{\pmat}[1]{\left(You can't use 'macro parameter character #' in math mode\right)} \newcommand{\mat}[1]{You can't use 'macro parameter character #' in math mode} \newcommand{\sgn}[1]{\mathrm{sgn}\pare{#1}} \newcommand{\vctr}[1]{\left(You can't use 'macro parameter character #' in math mode\right)} \newcommand{\pare}[1]{\left( #1 \right)} \newcom...

Keplerの第三法則

留数定理を用いて以下の定積分の値を求める. (εは定数) 02πdθ(1+εcosθ)2 中心力のみが働く二次元平面上の二体問題についての運動方程式を考え, rθの関係式を求めると, dθdt=hr2,   r=h2/k1+εcos(θ+θ0) である. (但し, h,kは定数.) この軌道の周期Tを求める. ただし, 楕円軌道を仮定するため, 0ε,.z=e^{i\theta},dz=ie^{i\theta}d\theta=izd\theta,d\theta=\dfrac{dz}{iz}.C\colon=\{\ z\in\mathbb{C}\ \mid\ |z|=1\ \}Erroneous nesting of equation structuresf(z),z=-\varepsilon^{-1}\pm\sqrt{\varepsilon^{-2}-1},\alpha_1:=-\varepsilon^{-1}+\sqrt{\varepsilon^{-2}-1},\ \alpha_2:=-\varepsilon^{-1...

Riemannゼータ関数入門1

Riemannゼータ関数についての基礎的な事項についてまとめた. 内容 Riemannゼータ関数 絶対収束域の導出 素数の無限性の証明 無限積の収束の定義 Riemannゼータ関数のEuler積表示の証明 Riemannゼータ関数がRe(s)>1に零点を持たないことの証明 Basel問題の証明 ベータ関数 絶対収束性の証明 被積分関数を三角関数に変換した表示の証明 ガンマ関数 絶対収束性の証明 ベータ関数とガンマ関数の相互公式の証明 Gauss積分の証明 (下のボックスの右上に表示されているポップアウトボタンを押すと全画面でPDFを表示させることができます.) (最終更新 : 2020/09/10) 誤植や内容の不備, 質問などありましたらコメント欄またはTwitter( @FugaciousShade )までご連絡いただけると幸いです. 参考: 素数とゼータ関数 (共立講座 数学の輝き) 小山 信也 (著), 新井 仁之 (編集), 斎藤 毅 (編集), 吉田 朋広 (編集), 小林 俊行 (編集) Tweet

HTMLでLaTeX (MathJax)

MathJaxを用いて, HTML上でLaTeXコマンドを使えるようにする 以下の内容を <body> タグ内に追記する. <script id="MathJax-script" async src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/mathjax@3/es5/tex-chtml.js"> </script> <script> MathJax = { tex: { inlineMath: [[','], ['\(', '\)']] }, svg: { fontCache: 'global' } }; </script> インライン数式は, または の間に書けば, B(z,w)=Γ(z)Γ(w)Γ(z+w)のように反映される. alignなどは, 0π2sinxsinh(sinx)cos(cosx)+cosh(sinx) dx=π8 のようにすれば, 0π2sinxsinh(sinx)cos(cosx)+cosh(sinx) dx=π8 のように表示される. \newcommandなどについても, $$ \newcommand{\pdiff}[2]{\dfrac{\partial #1}{\partial #2}} \newcommand{\diff}[2]{\dfrac{d #1}{d #2}} \newcommand{\bm}[1]{\boldsymbol{#1}}...

楕円曲線上の有理点の構成

問. C: y2=x32とし, C上の点Pnを次のように定める. (a) P1=(3,5) (b) PnにおけるCの接線をとり, PnではないCとの交点をPn+1とする. このとき以下の問いに答えよ. (1) Pnx座標をxnと置くと, xn+1=xn4+16xn4(xn32)であることを示せ. (2) m,n0A=m(m^3+16n^3), B=4n(m^3-2n^3),AB24.(3)\ x_nH(x_n),H(x_{n+1})>\dfrac{1}{24}H(x_n)^4,2n,x_1,...,x_nC.()(1)y^2=x^3-2,2yy'=3x^2,y_n\ne0(x_n, y_n)\[y=3xn22yn(xxn)+yn\].Cx{3xn22yn(xxn)+yn}2=x32.x_n,x$の二次の係数に着目して, xn+xn+xn+1=(3xn22yn)2 \begin{align*} \therefore x_{n+1}&=\dfrac{9{x_n}^4}...

中間値の定理 (有界単調数列の収束性を認めた証明)

ここでは, 0Nであるものとする. 中間値の定理  閉区間[a,b]上で定義された実数値連続関数fの最大値をM, 最小値をmとする. このとき, 任意の実数k(m,M)に対し, f(c)=kかつc(a,b)を満たす実数cが存在する. 証明  f[a,b]上で, 最小値を与えるもののひとつをp[a,b], 最大値を与えるもののひとつをq[a,b]とする. すなわち, f(p)=m, f(q)=M を満たすものとする. ここで, pqの場合もほぼ同様に証明することができる. ただし, p=qの場合は, (m,M)=であるから, これも題意を満たすものとする. (xは, どのようなxに対しても矛盾であるから, いかなる命題も真にできる.)  ここで区間について(m,M)=(f(p),f(q))であり, k(m,M)  k(f(p),f(q))であり, f(p)\(n=0のとき, {p0:=pq0:=q n1のとき, \begin{align} \begin{matrix} f\left(\dfrac{p_n+q_n}{2}\right)\leq k\ & \Longrightarrow \ {pn+1:=pn+qn2qn+1:=qn \ f\left(\dfrac{p_n+q_n}{2}\right)> k\ &...

Cauchyの積分公式を用いたPoisson核の導出

f(z)|z|Rで正則なとき, z=reiθ (0r()\(fの正則性とCauchyの積分公式から, |z|\(ff(reiθ)=u(r,θ)+iv(r,θ), (u,v:R0×[0,2π)R)と表すと, fの正則性からu,vはLaplace方程式2u(r,θ)=2v(r,θ)=0を満たす調和関数であるから, (1)式の実部を見ると, 一般の調和関数u(r,θ)に対して, \(0\leq r Tweet